- 2005年11月のオープンから1年後 には参加者が6000人を突破。今では 7000人以上のグループ社員が参加す る、国内最大の「社内ミクシイ」に成 長した。利用者の8割以上は、やはり 20〜30代のミクシイ世代だ。 ●オフ会で解放される あくまでも白発的な参加なので、白 然と話題も軟らかくなる。気が合えば、 見知らぬ者同士が居酒屋で談笑する。 非公式ながら、いや、それ故に国内 最大の社内SNSに成長し、若手が社 内交流を深めているという事実一。 裏返せば、富士通グループの若手が、 いかに社内でのコミュニケーションに 飢えていたかという証拠だ。FSTで事業部長を務め、社内SNS の開発責任者でもある川田博臣は、 「なんだ、遊びじゃないかと思われる 話題も碓かに存在する。ただ、そうい う交流を通じて人と人がつながること が大事。何気ないところで価値観が共 有できれば人間関係も強くなり、強い 会社ができる」と語る。例えば…。 「私、絶対に留学だけはしたいと思 っているの」 冒頭のオフ会の日、ある20代女性 の参加者は、こう打ち明けた。本社で SE(システムエンジニァ)職や携帯電 話の開発に携わる若手、研究職に就く 若手が「そうなんだ」「いいね一」と応 じ、話は広がる。彼女は言う。「8kg痩せるぞ!」という日記に、 「頑張れ一」というコメント。グルメ関 運コミュニティーには、「昨日この店 に行きました!」という書き込み。 もちろん業務に関違した話題もある が、グルメやダイエット、旅行といっ た、ミクシイさながらの実にざっくば らんとした内容が多い。「イベント参加の応募はほとんどがネットからになります.ですから、興味のある人がネットで検索したときに、うちのサイトが上位に表示されるようにコンテンツを充実させています」と武田氏が語るように、スポーツワン、特にフットザル関連サイトは充実している。読み物ページから掲示板まで、ロイターから配信されるニュース以外は、ほぼ自主制作。登録会員数は約三Q万人、登録チーム数は約二万チーム。サイト閲覧や掲示板は無料サービスということで、一日のアクセス数は二万件を超える。サイト上で新しい仲間の募集が行われ、そこで誕生したチームが、イベントやリーグに参加登録するケースは頻繁に起きているという。「職場に違和感や疑問を感じながら も、処遇や環境にある程度満足してい て行動に移さない人が多い」。レイス はその動かない層に「気づき」を与え、 転職市場に引きずり出す。 その市場規模はどれほどなのか。 民間シンクタンクの労働運動総合研 究所によると、年収400万円以上のホ ワイトカラー(管理職を除く)は1013 万人。藤は、このうち600万人ほどが 20〜30代の若手世代と見ている。 「今いる場所がベストかと聞くと、 半数がノーと言う。つまり600万人の うちの半数、300万人に潜在的なミス マッチがあるということです」「大企業の中には、若手と職場の間 のミスマッチが途方もなく埋もれてい る。ここに気づかせ、背中を押すのが 我痔のミッションなんです」。レイス の新卒採用1期生として入社、4年目 の2002年に創業者から社長のいすを 引き継いだ藤修(34歳)はこう語る。 レイスの業績が伸びているのは、若 手と職場のミスマッチが増えているこ との証し。職場に違和感や疑閾を抱き ながら、「仮面」をつけて働き続ける 若手が増えているということである。 「大学新卒の3人に1人は3年以内に. 辞める」と言われるように、自ら転職 活動をする若手は以前から存在する。 だが藤は、大企業のホワイトカラー、 それも優秀な若手となると、その率は ぐんと下がると見ている。●コネクションを構築しやすい機能だけでなく、自分の市場価値が確認できるビジネス・ランキング機能も搭載されている。 1、つながりたい人との関係がひと目でわかる リアルの世界では、コネクションを築きたいときに、あまりに非効率。これなら、 誰にあたれば、誰に会えるか、ひと目でわかる。 2、適した人物を紹介してくれる 業種・職種や出身大学、動務している会社などカテゴリー別に、自分と近い立場の会員を白動的に選別し紹介してくれるシステムを採用している。 3、信頼できる人物かどうか確認できる ユーザーはニックネームと本名の両方を登録する。限られた層の会員のみが集まるSNSであるため、本入確認の精度は高い。プロフィールには出身校や業種など、細かく書き込むことができ、レイス側が名前と企業名を確認したら、本人認証のマークを付ける。SNSにありがちな「成りずまし」を防いでいる。●サイトでチームが誕生し、スポーツワンの新しいお客様になる スポーツコミュニティづくり に大きな役割を果たしているのが、インターネット。そもそもスポーツワンは、一九九九年にネットを利用したフットサルのリーグ運営サービスからスタートした。参加登録したチームの地域、レベルに合わせたリーグを作り、試合スケジュールを作成。試合後は、成績をネット上で公開する。登録したチームは、スポーツワンのスケジュールに沿って試合をするだけ。他に類のないサービスだったため、順調にチーム数は増え、現在参肪チーム数は一シーズンニ五O。ネット上では、リーグ運営の他に、スポーツ保険やグッズ販売が有料サービスとして提供されている。●ビジネスSNS『wizli』を開設した理由 1、スカウト対象者のアフターフォロー スカウト対象者全員が泌ずしも成約にいたるわけではない。しかし、その理由は人それぞれ.今後のことも考えてサポートしていく。そしてタイミングがあえば、また新しいステージを提供ずることになる。 2、新規ビジネスパーソンへのアプローチ 八イクラスのビジネスパーソンのためのコミュニティに参加する人たちは、その時点でレイスにとっては潜在的なスカウト対象者になる。 3、八イクラスビジネスパーソン向けのビジネスのための情報収集 八イクラスビジネスマンから得られる情報をもとに、彼らが求めるサービスを提供していくことを考えている。ビジネスだけでなく、ライフスタイルのサポートもサービス領域で虜る。 4、ビジネスSNSの将来性 SNSを利用している人でビジネスSNSに関心を持つ人は約10%。しか し実際に活用している人は3%。つまり、現状のビジネスSNSはビジネスにっなげたい人たちの受け皿にはなっていないというごとだ。